フリーター歴が長いと就職は厳しい?
フリーター歴が長いと就職が厳しい理由
フリーター歴が長いと、就職には不利になります。
長いといっても人それぞれで長短の感覚は変わってきますが、20代後半でフリーターを3年5年と続けているような場合にはフリーター歴が長いと感じる人事担当者は多いのではないでしょうか。
フリーターがなぜ正社員を目指して就職活動をする時に厳しいかというと、
「フリーターとしてやってきた仕事の多くは、基本的に誰でも出来る仕事」
であり、職歴として認められない事が大きいと言えます。
誰でも出来る仕事は、スキルや技能として考えにくく、年齢ばかりが上がっている人材として考えざるを得ないためですね。
年齢が上がれば、新しい事に対しての適応力も落ちますし、上司が年下という場面も増えます。
正直な所、まだまだ新入社員が年上という事を避けたいと考える企業は多いでしょう。
まして未経験であった場合、研修やOJTといった部分でのコストも大きなものがあります。
新卒の応募が多い大企業、有名企業は未経験者やフリーターの採用がほとんど見られない企業が多いですが、それは新卒を採用した方が断然伸びしろもありますし、期待出来るからという事はあるでしょう。
年齢が若いほど、基本的には給料も低く抑えることが出来ます。
固定費(人件費)をいかに安く抑えるか、と言う事も企業は気にしますから年齢は就職を考える上で、とても重要なポイントとなります。
あえて年長フリーターを採用するメリットは、企業側には無い、ということが言えます。
そのため、フリーター歴が長くなり、年齢が上がるにつれて就職がさらに難しくなってしまいます。
長年フリーターをしてきた人が就職活動をするには
既卒で長くフリーターをしてきた、という方の場合だともし29歳であれば7年くらいはフリーターをされてきたという事になるでしょう。
何度も記事中にも書いているのですが、30歳を越えるとさらに正社員就職が難しくなります。
20代のうちに、ぜひ短期間でも良いですから、就職活動に取り組まれることをオススメしたいです。
フリーター歴が長い方の就職活動の方法として、今は多数のフリーター向け就職支援サイトがあります。
これらフリーター向け就職支援サイトを利用する方法が一番でしょう。
で利用出来るエリアも掲載しています。
こうしたフリーター向け就職支援の多くは、就職アドバイザーやキャリアコンサルタントと面談をしてアドバイスを受けながら進める事が多いので、通える事が重要なポイントです。
就職支援サービスによっては電話対応なども可、といった場合もありますが、それではなかなか伝わないことも多く、難しいのではと思います。
未経験OK求人、フリーター歓迎の求人の多くは都市部に出なければ見つかりにくいですから、場合によってはお住まいのエリアの都市部へ、引越も含めて就職をお考えになった方が良いかもしれません。
北海道であれば札幌、九州であれば福岡、北九州など、就職先を見つけるには企業が多くある都市で探す事が大切となります。
フリーター歴が長い人の就職、成功のポイント
フリーター歴が長いからと諦める必要はありません。
確かに新卒や経験者の転職と比べると、難しいとはいえますがニート歴5年といった方でも正社員就職に成功しています。
フリーターとしてしっかりアルバイトをして生計を立てているのですから、自信を持って就職活動をする事も大切です。
アルバイト経験から身に付いたこと、どんな姿勢で仕事に取り組んできたか、アルバイトで大変だったこと、それをどう乗り越えたかなど、棚卸しをしてみてください。
職歴としてはアルバイトは認められない事が多いですが、経験として評価してくれる事はあります。
フリーター経験を活かせる会社への就職を希望されている場合には、なおさらです。
面接してみたら妙に自信が無い人材がやってきた・・・では、未経験者の採用に積極的な企業であっても、不採用にしたくなってしまいます。
面接では明るくハキハキと受け答えすることは大切ですね。
そのためにはフリーターを長く続けてきた理由をしっかりと説明出来るように、準備をしておく事も大切です。
フリーターを長く続けてきた理由の説明が重要
フリーター歴が長い方の就職活動では、
「フリーターを長く続けてきた理由の説明」
がやはり大切なポイントとなります。
立派な理由は必要ありません。
「アルバイトであっても、やりたい仕事だったので続けてきた」
「アルバイトでも十分な給料が得られて生活出来たので」
素直に理由を伝えた上で、今どうして正社員として働きたいのか。
どうして今回、御社に応募したのか、といった志望動機などを伝える事が重要となります。
面接官に不安を抱かせないような受け答えが出来ると良いですね。
でご紹介したようなフリーター向け就職支援を利用する事で、こうした面接対策についてもアドバイスを受けることが出来ます。
フリーター歴が長い方の就職活動は、通常の方法で進めても難しい事が多いです。
フリーターの就職支援を専門としている就職サイトなどを活用しての就活をオススメしたいと思います。