日給月給とは

日給月給制ってなに？

日給月給制とは

日給月給制とはどういった給与体系かということを解説しますと、

「月の基本給が定められているが、欠勤した場合は欠勤日数に応じて賃金が控除される」

給与体系のことを言います。

• 給与計算は1日ごとに行われ、支払いは1ヶ月単位で行われる給与支払い制度
• 日給月給制は欠勤した場合、給与は控除され、さらに月ぎめの手当ても控除される

といったことになります。

注意したい点は、

「欠勤・遅刻・早退などした場合、時間分の給与が減額され、欠勤した日は手当（通勤手当、役職手当など）も控除される」

という部分でしょうか。

減額されることを控除という言葉を使います。

そのため、欠勤して給与だけ減ると思っていたら、手当も減額されていて「あれっ？給料が少ない・・・」となる可能性があります。

ややこしい部分なので、事前に説明をしっかり聞いていないと混乱しそうです。

日給月給の場合は、前もって基本給が決まっており、欠勤・早退・遅刻をすればその分は差し引かれます。

しかし、有給休暇を使うことができ、その場合には控除されないということになります。

日給月給の求人が多い業種は？

求人サイトで「日給月給」で調べてみました。

日給月給で掲載されている求人が多い業界としては、

• 建設業・土木業界
• 警備業界

などがあります。

職人さんの多い業界は、日給月給で掲載されていることが多いと言えます。

小売り・販売、運輸・運送業でも日給月給の求人が見られることもあります。

給与激減の可能性、日給月給制の企業に就職する場合の注意点

日給月給制の場合は、休みが多いと給与が減ります。

ノーワーク・ノーペイの原則ですから、勤務日が少ないと給料が減ることになりまる。

インフルエンザで休まざるを得ない時、給与が減額されることになります。
有給を使うか、選択することになる企業が多いと思います。

滅多にないケースかもしれませんが、こうしたことで給与が大幅に減る可能性はある、ということは覚えておく必要があるでしょう。

その他の給与体系

日給月給制の他の給与体系についてもみていきましょう。

正社員になるために就活をスタートし、求人を調べていると様々な給与体系があることに気付くと思います。

完全月給制

月給が決まっており、欠勤による減給はありません。

日給制

出勤した日の給与のみ支給されます。

支給日は企業により異なります。

日・週・月のいずれかの単位での支給となります。

月給日給制

月給が決まっていて、欠勤した日の給与が控除されます。

この際、月単位で支払われる手当（通勤手当、役職手当など）は減給対象に含まれことが日給月給との違いです。

給与体系のまとめ

給料を貰う立場としては、完全月給が理想です。

休んでも給料が全額支給されます。

しかし、そうなると会社側はデメリットが大きいですね。
勤怠の悪い社員も出てくるでしょうから・・・

しかし、よく考えると多くの企業では日給月給制となっていると考えて良いでしょう。

休んだ日の分、給料は減りますし、それが当たり前という感覚で就職する方が多いのではないでしょうか。

実際、遅刻・早退・欠勤が発生した場合、その分の給与が差し引かれる企業が多いと思います。

あえて明記している企業が少ないだけ、とも考えられそうです。

ただ、求人を調べる際には気にして確認したい部分といえます。