会社倒産 フリーター
会社が倒産してフリーターに
会社が倒産してフリーターになってしまった、もしくは雰囲気として会社がもう倒産しそう・・・といったこともあるでしょう。
今のご時世、景気が良いと思っていても何かのきっかけで急激に景気が悪化、大手企業も倒産することもありますし、資本が少ない中小企業であれば手持ち現金が無く、また借入もままならない場合には一気に短期間で倒産することもあります。
フリーターになる人の中には、会社が倒産して仕方無くフリーターになった・・・という人もいると思います。
会社が倒産して無職、フリーターになった後の再就職は、20代でも30代でも苦労することが多いです。
その時、フリーターから転職、再就職を目指すにはどういったことに気をつける必要があるでしょうか。
会社倒産後、フリーターから正社員として転職するために利用出来る就職支援サービスなどについてもみていきましょう。
目次
会社倒産、フリーター
今までフリーターになったことも無いのに、急に会社が閉鎖、会社倒産してフリーターになってしまった・・・という人もいるでしょう。
航空会社、旅行会社、バス会社、ホテル、旅館業など・・・インバウンド、観光客によって支えられている業界は日本国内でも非常に多くなりました。
お客さんがいなくても固定費がかかる業態の場合、あっという間に資金が底を尽きます。
また、内定先が倒産して就職が白紙に、という人もいるかもしれません。
もしくは急激に経営が悪化して、新卒を採用する余裕が無くなり白紙、といったケースもあるでしょう。
その場合、時期的にはもうほとんどの企業が新卒採用の期間を終えており、就職先が決まらないまま既卒フリーターに、という人もいるかもしれませんね。
突然のリストラ、倒産でフリーターになってしまう可能性は実は誰にでもあります。
フリーターからの再就職の厳しさ
40代、50代の会社倒産、リストラによる再就職も厳しいものがありますが、まだまだ若いと思われる20代、30代も再就職は思った以上に厳しい場合があります。
会社倒産後、再就職先を探す場合には中途採用を狙って求人に応募することになります。
中途採用は基本的には1名の採用が多いです。
なかなか10名、20名といった大量募集は、中途採用ではありません。
中途採用への応募には業界経験のある即戦力、企業からの採用需要が高い第二新卒の人もいるかもしれません。
そうしたライバルとの競争に勝ち、内定獲得を目指すことになります。
思った以上に書類選考で落ちることが多く、自信を無くして転職活動を一旦ストップする、といった方も多いようです。
ちなみに、フリーター期間は短いほど、再就職には有利に働きますよ。
フリーターになってからの空白期間が半年以上になると、就職率は落ちていくという調査結果も出ています。
年齢も大きく影響してくるでしょう。
後は持っているスキル、経験も人それぞれです。
他の会社ではあまり評価されないスキル、経験ばかりだった、ということに気付いて焦る人も多いかもしれません。
会社都合による失業は、失業保険がすぐに貰える
正社員として働いてた期間があった場合、会社が倒産したら収入が無くなります。
一般社員には倒産のことが知らされていないケースもあり、極端にいうと朝、出社してみたら玄関に「倒産についてもお知らせ」が貼ってあって会社が無くなったことを知った・・・ということも。
倒産寸前の会社の雰囲気なども、後ほどまとめています。
こうした会社に倒産寸前の雰囲気が漂ってきたら、転職活動を早めに始めた方が良いかもしれません。
雇用保険に加入期間が6ヶ月以上、といった条件もありますので新入社員で2,3ヶ月で倒産した場合には給付は貰えないはずです。
雇用保険に6ヶ月加入していた人の場合には、会社都合ですから失業保険の給付をすぐに貰う事が出来ます。
しかし、失業保険を貰うことに短期間でも慣れてしまうと、働く意欲が失われてしまうこともありますので注意が必要です。
失業給付を継続して貰うには認定を受ける必要がありますが、大した手間ではありません。
寝ていてもお金が貰える状態に慣れてしまわないようにしましょう。
失業保険を貰ってニート生活が続く可能性も・・・
失業保険だけでも生活できる位のお金を受け取れる場合、すっかり気持ちがだらけてしまう可能性があります。
失業保険が切れてから転職活動をすれば良いかな・・・と思い始めたら要注意!といって良いでしょう。
再就職先を探し始めても、すぐには仕事は決まらないことが多いです。
もし実家に戻っている場合には、ニート生活が長く続かないように気をつけなければなりません。
楽ですからね。
楽な生活を一度覚えてしまうと、なかなか抜け出せませんよね・・・。
また、無収入となりますから生活費を稼ぐためにフリーターになる、といった方も多いでしょう。
退職後、フリーターになるとさらに再就職が難しくなるという悪循環が待っています。
できるだけ早く、正社員として再就職先を見つけることが大切と思います。
再就職が厳しい、求人に応募しても面接がどうしても突破出来ない・・・という方は、思い切って資格取得を目指すのも手です。
医療系、介護系は慢性的に人手不足ですから、資格取得者は高い確率で採用されます。
介護関連の仕事であれば、30代後半、40代の未経験者でも歓迎される施設も多いです。
年齢的に選択肢は少なくなってきていると思われますから、人手不足で就職しやすい職種を目指すことも検討してみるのも良いかもしれません。
20代~34歳まで。会社倒産後、利用出来る就職支援サービス、転職エージェント
もしあなたが20代から34歳までであれば、利用出来る就職支援サービスが複数あります。
正社員としての勤続年数が1年以上あるのでしたら、転職エージェントの利用をおすすめします。
⇒ DODA
などは業界最大手であり、求人数が豊富です。
全国の転職に対応しています。
運悪く、入社早々に会社が倒産してしまった。
社会人経験もそこまで無い・・・といった場合には、転職市場で厳しい評価を受けることも多いです。
また次の仕事は前職とは違う仕事も考えてみたい、前の業界は斜陽産業だったのかも・・・もうこりごり。
そうした場合には、未経験から正社員就職を目指す方の就職支援サービスである、
⇒ ハタラクティブ
⇒ DYM就職
⇒ 就職shop
などの利用がおすすめです。
ハタラクティブは20代向け、DYM就職は34歳まで、就職shopは基本20代向け就職支援ですが求人があれば30代も求人紹介可、といった対応年齢となっています。
年齢等、利用条件に関しては将来的に変更の可能性はありますので、各就職支援サービスの公式サイトなどでご確認される事をおすすめいたします。
30代、40代以降の再就職
30代、40代、50代、突然の会社倒産によって職を失う可能性もあります。
ご家族がいれば、もうとにかく早く仕事を見つけて収入を得なくては・・・といった状況になることも多いのではと思います。
すぐにでも転職エージェントに登録されるのが良いでしょう。
⇒ DODA
など、多くの転職エージェントがあります。
しかし、経歴、年齢によっては紹介可能な求人がありません、と利用を断られる事もあるんです。
そうした場合であっても、早めに対応が分かれば次の選択肢を探すことが出来ます。
失業保険が終わる頃に登録して、時間が経ってから来た返信が「今回は申し訳ありませんが・・・」では気持ちが挫けてしまいます。
いずれにしても早く転職エージェントに登録をして、求人紹介の反応を見ることは大切だといえます。
倒産寸前の会社の雰囲気、兆候
会社倒産の理由として多いのは、やはり業績不振です。
売上げが無くなれば、キャッシュも減り、融資も受けにくくなりますから最終的に倒産します。
金融機関は雨の日には傘を貸してくれない、と言います。
回収の見込みが無いと判断されれば、乗り切るだけの融資を受けられません。
倒産の兆候、社内の雰囲気としては・・・
・人員削減
・エース級社員の相次ぐ転職
・電話が鳴らなくなる
・給与の減額
・賞与カット
・経理職、役員の退職
・手当、福利厚生の廃止
・資産売却
・管理職が暗くなる、コミュニケーションが取れなくなる
給与未払いとなると、かなり深刻な状況と言って良いでしょう。
こうなる前に、その会社を脱出した方が良いかもしれません。
また経営状況をよく理解しているはずの経理職、役員の退職が続くようだとこちらも危険なサインといえます。